持続的な影響を与える確実な支援:
W&Hが「インプラントメド(Implantmed)」の寄贈により「ニカプラスト(Nicaplast)」をサポート
バーゼル/ビュルモース — スイスの人道支援団体「ニカプラスト(Nicaplast)」は、専門的な医療を受けられないニカラグアの人々を支援するため、数十年にわたり活動を続けています。W&Hからのインプラント用モーター「インプラントメド(Implantmed)」の寄贈により、同チームは口腔外科、顎顔面外科、および手外科における複雑な手術のための貴重な支援を獲得しました。
長期的な視点に立った医療支援
非営利団体である「ニカプラスト(Nicaplast)」グループは、1993年以来、ニカラグアで毎年ボランティア医療支援活動を組織・実施しています。
「現地では十分な医療サービスへのアクセスが制限されていることが多いため、困っている人々に無償で医療を提供することが私たちの使命です」と、バーゼル大学病院の上級勤務医であり、バーゼル大学小児病院の主任医師を務めるベニート・K・ベニテス医師(医学博士・歯学博士)は説明します。同氏は2022年から、個人の時間を割いてボランティアとして「ニカプラスト(Nicaplast)」の活動に参加しています。
同団体の取り組みにおいて特に重点が置かれているのは、口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)やその他の頭蓋顎顔面(とうがいがくがんめん)の先天異常の治療です。これらの手術は、噛む・話す・飲み込むといった生きていく上で欠かせない機能を回復させ、社会復帰を後押しするとともに、患者の将来の可能性や生活の質(QOL)を大きく向上させます。
厳しい環境下での効率的な手術
ニカラグアにおける医療支援ミッションは、医療的にも物流(ロジスティクス)的にも困難を伴い、通常は限られたインフラ環境下で実施されます。電動の外科手術用システムが利用できないケースもあり、複雑な手術であっても極めて厳しい状況下での執刀を余儀なくされています。
W&Hから寄贈されたインプラント用モーター「インプラントメド(Implantmed)」は、まさにこの課題に対処し、外科的ケアにおける新たな可能性を切り開くものです。この技術は、治療の安全性に寄与するだけでなく、過酷な環境下での効率性向上にも貢献しています。
「インプラントメド(Implantmed)」は、精密な骨切り術や骨接合術、制御された骨増生術、そして歯科疾患の効率的な治療を可能にします。
各医療ミッションの開始時には、現地の医療チームと密接に連携しながら、構造化されたトリアージ(事前診察・優先順位付け)が実施されます。2026年には約150名の患者が診察・評価を受け、そのうち61名が外科手術を受けました。
知識移転を通じた持続可能性
外科的ケアの提供に加え、現地の専門知識を持続的に高めていくことも重要な焦点となっています。外科医、麻酔科医、作業療法士(ハンドセラピスト)、栄養士、母乳育児コンサルタントらによるトレーニングプログラムと多職種連携が、長期的かつ確実な治療成果を支えています。
この取り組みがもたらす持続的な影響を示す一例として、かつて口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)の患者であった女性が、現在では自ら医師として活躍しているというエピソードがあります。
より良いQOL(生活の質)を目指すパートナーシップ
「インプラントメド(Implantmed)」の寄贈を通じて、W&Hは社会的責任と持続可能な医療支援に対する明確なコミットメントを示しています。最先端の技術、情熱を持った医療従事者、そして強固なパートナーシップにより、「ニカプラスト(Nicaplast)」は地域の人々の生活状況および医療成果における持続的な改善を実現しています。
ニカプラスト(Nicaplast)について
スイスの非営利NGOである「ニカプラスト・グループ(Nicaplast Group)」 はバーゼルに拠点を置き、30年以上にわたりニカラグアでの医療支援ミッションを組織・実施してきました。手外科や顎顔面外科(がくがんめんげか)をはじめ、医療における知見や専門技術の持続可能な技術移転に注力しています。
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