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2019年バンコクで開催された国際歯周病学会(IAP)にて

  • タイ・バンコクで開催された第17回 IAP 2019(隔年開催)に参加した各国の専門医

    2019年6月6~8日、国際歯周病学会は、歯周病研究と臨床療法に関する最新のトピックを学ぶフォーラムを開催しました。エビデンスに基づく系統的なワークフローであるNIWOP - 歯周病治療なしにインプラントは成り立たない - に関する洞察の下、W&Hは、インプラント周囲炎の予防というテーマに焦点をあてました。

    Andreas Stavropoulos医師(博士、スウェーデン マルメ 大学 歯周病学科長)によるインプラント周囲炎の管理を中心とする独自の科学ワークショップを開催しました。ワークショップは会議の締めくくりとして開催され、大きな成功を収めました。











NIWOP

NIWOP
前処置
インプラント
リコール

No Implantology without Periodontology

二つで一つになるもの:陰には陽が必要なように、インプラントには歯周病治療が必要です。W&Hは、欧州歯周病学会(EuroPerio)2018において、「歯周病治療なしにインプラントは成り立たない」略してNIWOPを提案しています。NIWOPとは、インプラント周囲の組織の状態を健全かつ健康な状態に保つためのエビデンスに基づく系統的なワークフローのことです。

世界中で何百万人という人々が歯周炎に罹患しています。この慢性疾患は、インプラント埋入において、インプラント喪失リスクを伴う生物学的合併症の発現率を高めます(1)。インプラント周囲炎とその前段階の粘膜炎も非常に高い割合で発生しています (2)。その原因は、特異的な微生物叢を伴う病理学的に変化したバイオフィルム(腸内毒素症)に多く認められています(3, 4)。このため、治療していない歯周炎に罹患している患者さんの場合、インプラント周囲の炎症からインプラント喪失に至るリスクが増加します(5)。しかし、初期の段階で治療し、リコールプログラムの対象となっていない患者さんでもリスクは増加します(6)。必要であれば、このような患者さんには、インプラントの埋入が成功して長持ちするような最適な状態にするため、歯周病学的な前処置と適切なフォローアップケア(サポーティブペリオドンタルセラピー、リコールによるフォローアップケア)が重要となります。

NIWOPで高まるインプラントの成功率
W&Hは、治療に必要な製品をすべて提供しているだけでなく、NIWOPにより、患者にとって最適な治療を確実に行うための全般的なワークフローも提供しています。前処置、インプラント、フォローアップケア - エビデンスに基づく系統的なNIWOPのワークフローと、ImplantmedやPiezomed、Tigon、広範囲にわたるチップなど、これに関連するW&H社の製品により、インプラントを長期間よい状態を保つことができます。キーオピニオンリーダーのプレゼンテーションと経験によりNIWOPパッケージをまとめています

1.Veitz-Keenan A, James R, Implant outcomes poorer in patients with history of periodontal disease, Evidence Based
Dentistry 18, 5 (2017)
2.Derks J, Schaller D, Hakansson J, Wennstrom JL, Tomasi C, Berglundh T. Effectiveness of Implant Therapy Analyzed in
a Swedish Population:Prevalence of Peri-implantitis.Journal of dental research 2016;95:43-49.
3.Lafaurie GI, Sabogal MA, Castillo DM, Rincon MV, Gomez LA, Lesmes YA, et al. Microbiome and Microbial Biofilm
Profiles of Peri-Implantitis:A Systematic Review.J Periodontol 2017;88:1066-1089.
4.Hajishengallis G. Immunomicrobial pathogenesis of periodontitis: keystones, pathobionts, and host response.Trends in immunology 2014;35:3-11.
5.Veitz-Keenan A, Keenan JR.Implant outcomes poorer in patients with history of periodontal disease.Evidence-based
dentistry 2017;18:5
6.Tan WC, Ong MM, Lang NP.Influence of maintenance care in periodontally susceptible and non-susceptible subjects
following implant therapy.Clin Oral Implants Res 2017;28:491-494

前処置

診断を行い、安定した歯周状態に整える

インプラント

解剖学、オッセオインテグレーションの状態、インプラント安定性の測定値に基づいて、インプラント治療を行う。

リコール

定期的な検査、バイオフィルムマネージメント、歯周管理

Europerio9にて

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